恒星

ベテルギウスの超新星爆発はいつ起きる!?

夜空に見えるオリオン座。あのオリオン座の一角に、赤みをおびた明るい星、ベテルギウスがあります。

このベテルギウス、実はもうそろそろ爆発するのではないかと言われているのです。

巨大な星が爆発するとき、私たちからはどんな風に見えるのか、非常に興味がそそられます。いつごろベテルギウスの爆発は起きるのでしょうか?

ベテルギウスは太陽系から結構近いところにある

ベテルギウスは、別名・オリオン座α星と呼ばれ、地球からはオリオン座の右肩にあたる位置に赤い星として見えます。

地球からは約642光年の距離、つまり光の速さで642年かかる距離にあります。気が遠くなるほどの距離にも感じられますが、天文学の視点からは非常に近い距離なのだそうです。そんな話を聞くと、自分の存在が小さく感じてしまいますね。

ご老体のベテルギウス、天命も間近

太陽系からも比較的近い位置にあるベテルギウスは、太陽と同じように、自ら発光する恒星です。直径は太陽の1000倍にあたる、14億キロ。太陽系の太陽の位置にベテルギウスを置くと、木星のあるあたりまでの大きさなのだそうです。非常に大きい星なんですね。

これだけの大きさの恒星となると、人間と同様に体力の消耗も激しくなります。質量が大きいほど、恒星内部の核融合反応が激しく起こります。この反応によって鉄ができると、徐々に反応自体が止まり、自分の重さに耐えきれなくなって爆発してしまう。これが、超新星爆発です。

ベテルギウスも例にもれません。今、ベテルギウスが赤く大きいのは、星が老化している証拠です。赤く大きい恒星は、その星の死期が近いことを示しています。もうすぐ、超新星爆発を起こすのではないかと言われているのはこのためです。

爆発すると言われている理由

単に赤くて大きいから爆発が近いと言われているわけではありません。近年、爆発の兆候ではないかと思われるような現象・・・

例えば、ベテルギウス表面からガスがわき起こるような現象などが観測されているためです。これは、ガスを大量に外に放出して徐々にエネルギーを失ってゆく前の段階とも言えるため、星の死(超新星爆発)はかなり近い時期にあると考えられています。

ただし、爆発前に大量のガスを周囲に放出するため、星の周りにガスの雲がかかってしまい、星雲のようにぼやけてしまいます。そのため、爆発する前の星の状態を観測することが難しいと言われています。

爆発のタイミングはいつ!?

そろそろと言ってもいつ爆発は起こるのか、気になるところですが・・・。実は、具体的にいつ起こるかという予測は難しいと言われています。

なによりも、650光年も向こうの星です。今、地球上から観測できるのは650年前のベテルギウスの姿なのです。ですから、もうすでに爆発はしているけれども、地球上から観測できないだけなのかもしれません。または、まだ起こっていないけれど、近いうち爆発するのかもしれません。

しかし、天文学上でいう「そろそろ」や「近いうち」は、来年か10年後かというほど近視的な視点ではありません。あと数百年後かもしれないというくらい幅があります。

ですから、運がよければ私たちが生きている間に超新星爆発する姿が見られるかもしれないとしか言えないようです。

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最後に

オリオン座の星が一つ欠けるなんて寂しいような気もしますが、ベテルギウスの爆発は天文好きには待ち遠しい天体ショーになることでしょう。

爆発が起こった後は、しばらくの間、ベテルギウスは夜空に青く強い光となって現れるそうです。満月よりも少し暗いとは言え、他の星に比べるとかなり明るく、昼間でも観測できるだろうと言われています。

わたしたちが生きているうちに、見れますように!

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