金星

何故、金星には衛星がない!? 過去にはあったかもという話も!

地球には月という衛星があります。

そして、火星には衛星が2つ。木星には67個、土星には64個も衛星があると言われています。

しかし、金星には衛星がないと現在では考えられています。

どうして、この様な差が生まれてしまい、金星には衛星がないのでしょうか。

その秘密に迫ってみたいと思います。

過去には金星にも衛星があると考えられていた!

実は現在では金星には衛星はないとされていますが、その昔には金星にも衛星があると考えられていました。

1672年にカッシーニという天文学者が金星の近くに小惑星のような物を発見していましたが、特に気にしていなかった様で公表をしていませんでした。

その後、彼は1686年にもこの小惑星を見つけ、これは金星の衛星だと公表します。

そして、それ以降も多くの観測報告があった物の現在ではそのような天体はないと否定されています。

衛星が出来るメカニズム

まず、衛星が出来るメカニズムを見ていくことにしましょう。

地球の衛星 月の場合

まず、地球に月という衛星があるというのは当たり前の事ではなく、偶然の産物です。

ですが、地球に対して月は衛星としては大きく、月が出来たメカニズムとしてはジャイアント・インパクト説というのが現在最も有力な説と言われています。

ジャイアント・インパクト説というのは完成間近の原始地球に火星ぐらいのサイズの別の原始惑星(直径が地球の約半分)が衝突して、その破片が地球の周回軌道に残り、それが土星の様な環を形成し、その後凝縮して月になったという説です。

この説が正しいとすれば、地球とその惑星が衝突したというのも偶然の産物ですし、このジャイアント・インパクト説自体も惑星同士のぶつかる角度によっては月は出来なかったとも言われており、ある意味奇跡が起きた結果というわけです。

火星の衛星の場合

火星の衛星は地球の衛星である月とは衛星となった過程が異なると言われており、火星の重力が小惑星を捕獲したとされています。

木星や土星などの質量が大きい惑星に衛星が多い理由もこれと同様で強い重力によって小惑星を捕獲しているからとされています。

しかし、こういった捕獲したケースの衛星は現在は衛星として周回していますが、いつかは火星に落ちてくると言われています。

金星に衛星がない理由

まず、先述の通り衛星があるかどうかは偶然の産物なので、たまたま金星には衛星がないだけです。

もしかしたら、金星にもかつては衛星があったという可能性も否定は出来ません。

ですが、金星の場合は地球と異なり、たまたま衛星ができない角度で惑星同士が衝突したという可能性もあったり、過去には衛星を持っていた時期があったが、衝突によって無くなったなども考えられるのです。

また、小惑星を重力で捕獲した形の衛星を持っていた可能性もありますが、こちらも現在までに金星に落ちてしまって、現存していないという可能性もあります。

そして、今後小惑星を捕獲して、衛星を持つという可能性すらあるのです。

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最後に

地球に月という衛星があるというのも偶然の産物、金星に衛星がないというのも同じように偶然なのです。

どうやって月が出来たのか、昔の太陽系には火星と木星の間に惑星があったかも知れないなど、太陽系はどんな姿だったのかすら、まだ分からない事だらけです。

ですが、そんな事を考えたりするだけでワクワクするのが宇宙の魅力でもありますよね。

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