火星

地球のおとなりの惑星 火星の衛星の数はいくつ?

地球のお隣の惑星、火星。

近年も、新しい探査機によってどんどん火星の調査を進められています。

探査機から送られてくる、まるで地球上のどこかを写したかのような写真に、親しみをおぼえた方もいるのではないでしょうか。

地球にとても似ているように感じられる火星ですが、火星にも地球の衛星である月のような星があるのかを見ていきましょう。

火星には衛星が2つもある!

火星には、地球とは異なり、2つの衛星があり、その名をフォボスとダイモスといいます。

この呼び名は、火星が「マルス」というローマ神話の神の名前で呼ばれているのに対して、そのマルスの子どもである「フォボス」、「ダイモス」の名前がつけられたものです。

フォボスとダイモスの特徴

フォボスとダイモスは、月と比べてみると、とても小さな衛星です。

フォボスは、直径が約22km、ラグビーボールのような楕円形をしています。

800px-Phobos_colour_2008

ダイモスはそれよりも小さく、直径は約12km、おなじく楕円形をしています。

Deimos-MRO

写真では、二つともまるで石ころのように見えます。

地球の衛星・月とは、形がずいぶん違いますよね。大きさも、月は直径3,474kmと大きく、これと比べると火星の衛星はとても小さいことがわかります。

また、地球と月の間の距離が約38万kmもあるのに対して、火星と二つの衛星の間の距離はもっと近いのです。

特にフォボスは火星の表面に非常に近く、その距離は6,000km以内と言われています。火星のまわりを一周する公転の速度も8時間程と、非常に速いのです。

このため、火星では1日に2度、フォボスが空に昇ってくるのを見ることができます。

ダイモスは、火星との距離は約2万4000kmと、フォボスよりは離れています。公転の速度は非常に遅く、東の空から昇って西の空に沈むまでに2.7日かかります。

月と違って丸くない、いびつな形の理由

ところで、地球の衛星である月と違って、火星の衛星は二つとも、変わった形をしているのはなぜなのでしょうか。

これは、月と火星の衛星たちの成り立ちが違うからなのです。

月がどのように作られたのかについては、さまざまな説があります。

現在もっとも有力だと言われているのは、ジャイアント・インパクト説です。これは、巨大な天体が地球にぶつかり、とびちった物質が集まって月となったのではないかという説です。

ですが、この火星の二つの衛星は月とは異なり、小惑星が火星の引力につかまって、火星の周りを回るようになったと考えられています。

岩石そのもののような形をしているのは、もともとの小惑星だった頃の形、そのままの姿なのです。

最後に

二つの衛星をもつ惑星、火星。

ですが、遠い未来、フォボスは火星に近すぎるあまり、落下するか、壊れてしまうだろうと言われています。

一方で、ダイモスは、火星から離れていってしまうだろうと予測されています。

二つのこの衛星が見られるうちに、火星に人類が降り立つことができるか、楽しみですね!

関連記事

  1. Mars_23_aug_2003_hubble 火星が「火星」という名前で呼ばれている由来とは?
  2. 14acf9b5fb716af785bb784758ba7075_s 火星への片道旅行!? マーズワンプロジェクトで火星に行くのにかか…
  3. 91052455_d0691d4cd3_o 地球・月・火星の大きさを比較するとどんな感じ?
  4. f8c66e445e6807ec1d897f35e00bab24_s 火星移住計画プロジェクト 酸素はどうやって、生産するの!?
  5. 94a5ef0a360295711cac8eb0ee325c8b_s 火星の重力は地球と比べて、どれくらい? 重力がもたらす影響につい…
  6. ddd 火星は何故赤い その理由は火星の大地にあった!?
  7. da4a02ffd564c78a5e1373d712979d2e_s 火星の大気には酸素が含まれる!? 火星の大気成分事情
PAGE TOP